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水質浄化剤へのアップサイクル(再資源化)

使い捨てカイロの主成分である「鉄」と「炭」。これらが結びつくことで水中に溶け出す「鉄イオン」の働きにより、環境を改善する以下の4つの効果が確認されています。

鉄と炭の結合が生み出す力

Effects of Iron & Carbon鉄と炭が生み出す4つの効果

・悪臭の原因物質を除去
 ヘドロから発生する悪臭の元(揮発性硫黄化合物)を強力に抑制・除去します。
・水質改善と生態系の活性化
 水質汚濁の指標である「COD」を減少させ、水中の光合成を活発にします。
・閉鎖的な水域の環境改善
 水流が滞り、自浄作用が働きにくい運河のような場所でも、悪臭の発生を防ぎます。
・富栄養化の抑制と赤潮の防止
 海洋の富栄養化を抑え、赤潮(プランクトンの異常発生)などの被害を防ぎます。

Inhibits hydrogen sulfide鉄と炭による電池の作用

大学の研究でも実証された、確かな「浄化の力」
使い捨てカイロを活かした水質改善の効果は、学術的な研究でも明確に裏付けられています。
東京海洋大学の佐々木剛教授の論文では、以下のような素晴らしい効果が発表されました。

「使い捨てカイロ」の主成分である鉄と炭とが接触することにより生じた電池の作用により、
二価鉄イオンが長期的に定常的に供給され、硫化水素(H2S) の蓄積を著しく抑制する効果が認められた。
さらに悪臭の原因となるメチルメルカプタンの抑制効果もあることが明らかになった。
(東京海洋大学 佐々木剛教授の論文より抜粋)

💡 つまり、どういうこと?
 カイロの中の「鉄と炭」が水の中で小さな電池のような働きをし、長期間にわたって水をきれいにする成分(鉄イオン)を出し続けます。
 これにより、ヘドロの強烈な悪臭(卵や玉ねぎが腐ったようなニオイ)の発生を根本から長期間抑え込むことができる、という画期的なメカニズムです。